- 放送日:1995年6月30日
- 脚本家:熊沢克之
若年層が兵士の主力であるOZでは、突出した戦闘力を過信し軽薄に暴走するものたちがいた。彼らはノインの教え子たちであったが、無益な虐殺を繰り返していた。そして宇宙へと信仰を始めたOZ。トロワが身を隠すサーカス団で、OZ基地での上演が決定する。トロワはその機会を利用し、コロニーを守るために最後の戦いに出る。死に急ぐ若者の前にキャスリンが立ちはだかった。

ヒイロ・ユイ
「前にも言ったはずだ。感情で行動するのは正しい人間の生き方だと」
キャスリンにより自爆を阻止されたトロワ「女に泣かれた。それでもお前は死を選んだだろう」に対する一言。それまで命令通りに動いていたヒイロが、リリーナに出会って徐々に自分の感情で行動することが正しいと実感しているヒイロの気持ちの変化が面白い。



アレックス
「あんたはカッコ良すぎるんだよー!!」



ゼクス・マーキス
「馬鹿どもがー!!」
アレックスとミュラーはノインを敬愛するあまり、結局ゼクスに対する嫉妬心が全面に出ている。死ぬ寸前にアレックスが発する一言は、それを直接的に表現している。確かにゼクスはかっこいい。対するこの二人は、いちいちカッコ悪い。赤いとわかっているキャンサーに「レッドキャンサー」、赤に対して「ブルーエンジェル」とコードネームをつけるネーミングセンスとか・・
ウイングガンダムを修理する過程で、そのパイロット、ヒイロの身体能力データ予測を見て驚く整備員。「このパイロットは人間ではありません」と。ヒイロをはじめガンダムのパイロットの身体能力の高さがわかる。
アレックスとミューラーがひたすら愚かな行動を繰り返す。二人がひたすらノインの名前を口にするが、よほどノインを慕っているということがわかる。ノインに認められたくて無謀な行動に出るあたり、まだ若く、承認欲求に基づいて暴走しているんだろうなと推測できる。
この話でも前話に引き続き、迷える兵士を女性が救ってくれる。ヒイロはキャスリンに文句を言われるが‥。キャスリンはきっとこのサーカスの花形スターなのだということがわかる。サーカス団で行動するときにも大きな部屋で過ごしていること、また、団長に対して、これだけの発言力を持っていて団長はいつもキャスリンの言うことにはちゃんと耳を傾けてくれている。
ちなみに自爆するつもりでOZを攻撃しまくるトロワが「もう弾切れを気にする必要もない」という一言も、いつもはヘビーアームズの弾切れを気にしてトロワがヒヤヒヤしているのかなーとちょっと可愛いと感じてしまう。
●モビルスーツ
- ウイングガンダム
- ガンダムヘビーアームズ
- トールギス
- キャンサー
- エアリーズ
- リーオー
- トラゴス




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