※本サイトで紹介している商品の外部リンクは、アフィリエイト広告を含むものがあります
- 放送日:1995年9月29日
- 脚本家:池田成
暴走したカトルを止めるべく、ヴァイエイトとメリクリウスで立ち向かうヒイロとトロワ。しかしコロニーを守るヒイロとトロワは、ウイングガンダムゼロのツインバスターライフルの攻撃を直に受けることになる。カトルがヒイロの乗るメリクリウスに最後の攻撃を仕掛けようとした瞬間、トロワの乗るヴァイエイトが飛び出し攻撃を受ける。致命傷を受けたヴァイエイトとともにトロワは爆発の犠牲となる。最期のトロワの呼びかけを聞いたカトルは正気を取り戻す。

ヒイロ・ユイ
「俺は逃げない。俺の後ろにはコロニーがある」
あくまでガンダムのパイロットとして、芯に持っているのはコロニーを守るということだと感じられる一言。



レディ・アン
「コロニーは沈んだのか?ならばまだ戦闘は続いている。コロニーを守る姿勢が正しいガンダムパイロットの姿だ



トレーズ・クシュリナーダ
「私は敗者になりたい」
あれだけ敵対してきた相手だからこそ、レディ・アンはガンダムパイロットがどういう人物なのかを理解している。さらに、しばらくトロワやヒイロが近くにいたことにより、戦闘技術に加え精神的な強さに置いても二人、いやガンダムのパイロットを信頼してしまったことがわかる一言。さらにトレーズの「私は敗者になりたい」という言葉も、この話全体を見るとガンダムパイロットを称賛する言葉であることがわかる。この二人のセリフを聞いた視聴者は、これまで敵だったトレーズとレディ・アンを一気に好きになったに違いない。ガンダム作品では、敵役も魅力的な人物が多い。この回は、ガンダムWにおいてそのような敵役の魅力を伝える一話になっていると思う。
ひたすら「コロニーは狂ってしまった、敵だ」と繰り返すカトル。ヴァイエイトがツインバスターライフルの攻撃を直接受け、機体が爆破寸前の状態になったトロワは、コロニーから離れるために移動する。かなり上昇しているように見えるが、そこで宇宙空間に投げ出されたトロワ‥心の中で優しいトロワに別れを告げた瞬間。
最期の時を迎えるトロワがカトルに呼びかけるが、その言葉はトレーズの思想と類似している。また、最後に「あんまりカトルをいじめるなよ、ヒイロ」というトロワの言葉は、きっとカトルが正気に戻ってくれる、ヒイロにカトルを任せて大丈夫だという予測を含んでいる。
明らかにレディ・アンは人格が統合されて以来、人としてかなりまともなことを口にするようになる。その内容は完全にトレーズの思想に沿っている。レディ・アンは恐らく、トロワを側に置いてガンダムパイロットと対話を重ねたこと、トロワに同行したヒイロも含め、二人の行動を間近で見続けたことで、ガンダムのパイロットの思考や行動を理解し、それがトレーズの理想とする姿なのだということを感じ、行動が変容していったのだろう。
レディ・アンの行動により解放されたデュオと五飛。ここのシーンで初めてビルゴが始動するが、立ち向かってきたデスサイズヘルに全くビーム砲が効かないという残念な状態。いや、デスサイズヘル強い!!70%の完成度って言っていたのに!
●キャラクター
- ヒイロ・ユイ(緑川光)
- デュオ・マックスウェル(関俊彦)
- トロワ・バートン(中原茂)
- カトル・ラバーバ・ウィナー(折笠愛)
- 張五飛(石野竜三)
- トレーズ・クシュリナーダ(置鮎龍太郎)
- レディ・アン(紗ゆり)
- ドクターJ(稲葉実)
- プロフェッサーG(藤本譲)
- デルマイユ(加藤治)
- ツバロフ(有本欽隆)
●モビルスーツ
- ウイングガンダムゼロ
- ヴァイエイト
- メリクリウス
- ガンダムデスサイズヘル
- アルトロンガンダム
- リーオー(宇宙用)
- トーラス
- ビルゴ





コメント